フォト
2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 県議会 新年度の委員会構成など決まる | トップページ | 岩国基地シンポジウム(6月2日)に参加 »

2018年5月30日 (水)

車いす単身者向け県営住宅 当選者が入居を辞退した事情とは 厚木市の県営及川団地を視察

 5月25日(金)、厚木市及川にある県営及川団地の車いす単身者向けの住戸を視察しました。

 これは、県民からの苦情を受けての視察です。
 車いすで生活をされているXさんから、「車いすを利用する単身者向け」として募集に出されていた県営住宅に応募して当選し、入居にむけて遠方まで戸籍謄本を取りに行ったりして手続きを進めてきた。入居前の内覧会で下見に行ってみたら、単身での車いす利用者は生活できない状況であることがわかり、入居を辞退した。県に抗議したい」という声が寄せられたのです。

P1020133

P1020137

[県営及川団地 厚木市及川1-1]

P1020129

[当該の部屋 玄関は引き戸]


単身での車いす利用者は生活できない状況として訴えられたのは
(1)4畳半の和室への出入り口の段差が40㎝
(2)風呂場に40㎝の段差
(3)トイレにウオシュレットが付けられない
ということでした。


(1)4畳半の和室への出入り口の段差が40㎝

  視察に立ち会った県の担当者によれば、1973年建築で、当時のバリアフリーの基準で整備されている。出入り口の段差は、車いすから下りて腰掛けることができるよう、あえて40㎝の段差を設けたもの。

P1020143

[4畳半の和室 40㎝の段差がある]

 和室の中にある押し入れの中の上方の段には、車いすを下りてしまうと、届かない。これは、もともとは同居する家族が介助者としていることが前提にされていた、とのこと。これでは、車いす利用単身者には向かないことは明らか。

P1020141


(2)風呂場に40㎝の段差

  風呂場の段差も、和室と同様に、車いすから移動しやすいようにあえて40㎝の段差を設けたもの。浴槽は埋め込み式で、当時の標準だったとのこと。

P1020146


上に上がってみると、さらに小さな段差もある。
P1020148


(3)トイレにウオシュレットが付けられない


  Xさんにとって、最も切実だったのがこの問題。「自分にとってウオシュレットを付けられることは最低限の条件」とのこと。県によると、改修することはできるが10万円以上かかるとのこと。


P1020144


P1020150


 Xさんの入居辞退を受けて、県は、「建築(1973年)当時の基準では車いす用だったが、今のバリアフリーの基準にはそぐわなくなっている。Xさんにはお詫びする」「今後、改めて車いす用に今日的に整備し直すことはむずかしい」「一般用の住宅として扱うことも検討したい」「身体障がい者向け住宅の募集にあたっては、募集のしおりにていねいな説明を書くようにし、情報提供を充実させたい」などとしています。

 Xさんは「今後の改善に生かしてほしい」と語っています。

« 県議会 新年度の委員会構成など決まる | トップページ | 岩国基地シンポジウム(6月2日)に参加 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/573161/66776032

この記事へのトラックバック一覧です: 車いす単身者向け県営住宅 当選者が入居を辞退した事情とは 厚木市の県営及川団地を視察:

« 県議会 新年度の委員会構成など決まる | トップページ | 岩国基地シンポジウム(6月2日)に参加 »