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2014年3月 9日 (日)

代表質問・二問目から リニア中央新幹線に関して

 代表質問の二問目では、リニア中央新幹線建設についての環境影響評価準備書に対する市長意見書を引用して、また沿線自治体で問題とされていることを挙げて、建設中止を求めました。その部分の概要をご紹介します。

 
<市長意見書から>
■水資源
○地下構造物による水資源への影響の予測は極めて不確実性が高い
○山岳部のトンネルルートには、井戸水や沢水(湧水)を水源とする簡易水道や小規模水道が多数存在し、地域住民はこれらを用いて日々の生活を営んでいることから、工事により水源が枯渇したときの対応に時間がかかっては生活そのものが成り立たなくなる可能性がある。
○沢水の枯渇は自然環境へ影響を与え、生物多様性を損なうことにもつながる。
○津久井地区の農業用水については、宮ヶ瀬ダム関連工事の導水路掘削によると考えられる水枯れ等が発生した経過がある。山岳部のトンネル・非常口付近には小規模ながら水田が存在するため、農業用水の確保が必要。
○相模川橋梁周辺の大島地区には、段丘崖から流れ出る湧水や湧水を石組み等で囲い溜め取水場としたヤツボと言われる場所が点在し、「大島中ノ郷のヤツボ」「大島水場のヤツボ」「大島古清水上組のヤツボ」が市登録史跡として登録されている。これらのヤツボは相模原の地形や特徴的な水利用の一つを物語る貴重な文化財で、現在でも水が湧き出ているので、地下構造物による地下水の影響が懸念される。

■動物、植物、生態系
○[ブッポウソウ]本種は県RDBにおいて繁殖期・絶滅危惧Ⅰ類に区分されており、現在、県内における繁殖地の消失が危惧されている。現地調査において生息が確認されたことは極めて重要。生息・分布状況についてさらに詳細な把握が必要と考えられる。
○[ギフチョウ]本種は県指定天然記念物であり、生息が確認されている旧藤野地区は、トンネル掘削予定ルートとして計画されている。水環境の変化による生態系への影響、幼虫の食草であるカンアオイや成虫の蜜源であるタチスボスミレへの影響について、特に留意する必要がある。また、近年、自然発生地の周辺地域からも生息分布情報があり、改変範囲においても生息の可能性が十分ある。特に車両基地の予定地付近においては影響について詳細に検討してほしい。
○{植物についても}代償措置として類似した環境を持つ場所等へ移植するとあるが、こうした多種に及ぶ個体群を移植して存続させることは極めて難しい。…近隣地域では宮ヶ瀬ダム及び宮ヶ瀬湖の造成における事例があるものの、その多くが失敗に終わっている。…特にコマツカサススキとミズニラの両種の自生地(鳥屋地区)は車両基地建設による消失が予測される。これに対する保全措置として代替環境を創出して移植するとしているが、自生地は周辺地域内において極めて特異な谷戸環境であり、地形や湧水等同等の環境の創出は困難と考えられる。また県内唯一の自生地である可能性を鑑みると、移植のみに保全措置を依存することは極めて危険。

●環境は保全されず、環境破壊で失われるものはきわめて大きいと考えるべきでは。見解をうかがう。

<沿線自治体でも数々の深刻な環境破壊>
■長野県大鹿村
○トンネル工事で発生する残土は約300立方メートル(東京ドーム3杯分)
→1日最大1700台の工事用車両が村を走る。
→トラックやダンプが1日8時間走行するなら1分に3台が走るという、まさに車の数珠つなぎが現れる。
→その騒音は、環境基準の70dbをわずか1db下回る69dbなので「影響は小さい」とJR東海は準備書に書いている。
→大鹿村は景観などをウリにする「日本でもっとも美しい村連合」の一員だけあって観光客も多い。温泉、紅葉、南アルプス、村民歌舞伎…。
→1日1700台のダンプカーが10年以上も道を使用すれば、観光客の激減は明らか。
→村は住民との意見交換会を開催。その場で村長が「リニア計画は迷惑」と発言した。
→村はその後JR東海に「南アルプスにトンネルを掘ることの抜本的な見直しを求める」との意見書を送付した。

■静岡県
○リニアは静岡県の最北部をかすめる程度。その最北部は無人地帯である南アルプス。
○準備書でわかったのは、トンネル工事で発生した残土を、わざわざ山に2キロのトンネルを掘り、標高2000メートルの稜線にある平坦地に運び上げて捨てる、ということ。
→運び上げた廃土が崩れ落ちるだけでなく、その重量で岩盤そのものが深層崩壊を起こす危険性がある。
○川勝・静岡知事は「南アルプスの豊かな自然環境の保全にとって、きわめて重要な懸念事項ととらえている。」と県議会で発言した。

■静岡市
○今年6月に登録の可否が決まる「南アルプスユネスコエコパーク(生物圏保存地域)」との関連について、「阻害要因になる可能性が極めて高い」とし、登録に向けた取り組みと整合性を図るよう求め、環境保全の実効性を確保する監視体制を整備するよう求める市長意見を提出した。
○その前段、静岡市環境影響評価専門家会議が「(リニア工事は)ユネスコパーク(生物圏保存地域)全体の機能喪失につながる」と答申したことを受けたもの。

●沿線自治体における環境破壊などの影響をすべて合わせれば、日本社会全体として失われるものの大きさは計り知れない。
  そうまでして建設しなければならない必要性はなく、建設中止を国やJR東海に求めるべきと考えるが、見解をうかがう。

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